【新しい洗濯ラベルの基礎知識vol.3~表示者の責任と基本的な考え方】
新JISによる取扱い表示は、その記号を製品に対して「回復不可能な損傷を起こさない
最も厳しい処理、操作に関する情報を提供する」と規定されました。
現行では、「この表示方法で洗濯するのが適している」ということを意味していましたので
その絵表示の記号の意味合いが大きく変わります。
表示者は、表示記号に根拠をもち、責任をもって適切な記号を表示しなければ
なりません。
そして、新JISでは、商業クリーニングの記号(ドライクリーニング、ウェットクリーニング)が
追加されますので表示者には洗濯やクリーニング知識がいま以上に必要になってきますね。
洗濯ネームを作成する際には、消費者へ素材の特性、取扱い方法、着用や洗濯による事故を
未然に防ぐように商品の説明をいれることができます。
これを「付記用語」といいます。この付記用語については改めて事例を紹介していきたいと
思います。
次回は新JISの基本記号をお話します~