みなさんこんにちは!
今回からの芯地編のお話は「毛芯」についてふれていきたいと思います。
先月までお話した接着芯地は、主に婦人衣服を中心に普及しましたが、
紳士服では非接着芯地を代表するように「毛芯」が使用されています。
「毛芯」は元来は毛の紡績糸を用いた織物芯地の総称です。
綿芯や麻芯など他の天然繊維の紡績糸の織物芯地もありますが、
その綿芯や麻芯がレーヨン、ポリノジックなどの再生繊維やポリエステル
などの合成繊維を使用した芯地と共存し、接着芯地の分野で新しい
性能が加えられ、新しい用途に使用されています。
しかし、それに対して毛芯には他にはない特性があるため、いまも
重用されています。
長く不変のものには素材の特長があるんですね。
次回は毛芯の特長のお話に続きます~