みなさんこんにちは!
今回は「毛芯」の特長についてお話していきます。
芯地に求められる性能としては、「成形性」と「保形成」があります。
形を保つには適当な剛性が求められますが、そのためには繊維が
太いほうがいいことは明らかです。
天然繊維中で芯地に適した太さと長さとを提供できる繊維はヘア、
つまり「獣の毛」です。
例えば、お世話になっております馬の尻尾の毛は比較的容易に
入手できる芯地用の素材であり欧州の毛芯業者の商標には高級品の
証拠として馬に関係うるものを使用したものが多く見られます。
合繊では、任意の太さと長さとを与えることは可能ですが、毛のもつ
吸湿性や保温性を得ることができません。
紳士服の芯素材は毛中心で、長期間の着用に対する品質や形態の
耐久性が要求され、それを満たすことができる特性を持っています。
それではこのへんで。次回も芯地についてお話していきます~♪