北海道大樹町のベンチャー企業、インターステラテクノロジズの小型ロケット
「MOMO」(モモ)が打ち上げに成功したニュースがありました。
MOMOという呼び名は目標の高度100キロを目指すということから「百」を「もも」と
呼ぶ和語形の数詞に由来しているそうです。
民間企業が単独で開発して宇宙空間に到達した日本初の快挙。
ここまでの道のりも大変だったかと思いますが、素晴らしい結果でしたね。
打ち上げ費用の安さも売り物で、従来は数十億から百億ともいわれる費用を
数千万円に抑えたというのですから、事業化ができれば宇宙ビジネスも北海道を
起点に広がりが期待されます。
今後は本格的な商用化に向けて小型衛星を高度500キロの宇宙に届けるロケット
「ゼロ」の開発を進めるそうです。
観測用、通信用の小型衛星の打ち上げ需要が高まっているなか、今回の打ち上げ
成功のニュースは将来に向けて確実にステップを踏んだといえますね。
ロケットエンジンの技術開発、開発費用、発射場の整備などの課題がある
そうですが、サポート体制も本格的に動き出してきていますので、また新たな
課題にむけて突き進んでいってほしいです。
いつの日か千重(ちえ)百重(ももえ)にも成功が積み重なって宇宙ビジネス
というものが花開くといいなと思います。