こんにちは！

『知っておきたい繊維の知識（素材編）』（ダイゼン㈱）より
ご紹介していきたいと思います。

【多彩な植物繊維】より

植物繊維の主成分はセルロースで、綿（コットン）などの
種子に生える繊維と、茎や葉から取り出される繊維があります。

綿は代表的な種子繊維で、古い歴史をもち、現在でも植物繊維の
中で生産量が最も多く、農業国では主要農作物のひとつで、
衣料品をはじめ、医療用、産業用にも広く使用されている重要な
繊維です。

その他の種子繊維としては、カポックやパンヤなどがありますが
繊維が短く糸になりにくいので、枕や救命具の詰めもの用として
使われましたが、現在は合成繊維や合成樹脂などの化学繊維に
用途を奪われてしまっています。

植物の樹皮や茎表皮の繊維を靭皮繊維、葉の繊維を葉脈繊維と
いい、衣料用、産業用、製紙用など適した用途に使用されます。

現代は化学繊維や化成繊維に代わっていますが、植物繊維は
古代から生活のなかで使われていました。

ちなみに、、、カポックはマレー語で「繊維」の意味です～♪

それではまた次回に続きます～♪