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生分解プラスチック糸の未来 脇本康裕の気になるコラム

 

先日の新聞で、漁具や手術用などの糸にできる
生分解性プラスチックを開発したというニュースを
みました。

この記事によると、開発したのは東京大学の
岩田忠久教授や三菱ガス化学などの研究チーム。

これまで難しかった強さと伸縮性を持たせつつ
常温以下でも分解されるため、海や土の中、人の
体内など幅広い場所で使えるとのこと。

海洋廃プラとして問題となっている釣り糸や
漁具、抜糸のいらない手術用縫合糸として実用化
を見込んでいるようです。

現在市場に出回る生分解プラのほとんどは
ポリ乳酸で、セ氏50度~60度以上の環境でしか
分解されないという問題があり、いままでは
土中やコンポストなどの水分と温度の適度な
環境が必要でした。

海洋廃プラの半分は釣り糸や繊維を編んで
作る漁具と言われています。研究では、東京湾の
海水中に新素材でできた糸を設置したところ1ケ月強
で微生物などによって分解されましたというのです
から驚きです。

この糸の成分を食べて分解する微生物は海や川、
土の中などほぼどこにでも存在するので、釣り具や
漁具が実現できる可能性があるようです。

強さと伸縮性を両立した糸が、常温以下でしかも
海中水や体内でも分解されるというこの素材には
未来を感じます。