こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイゼン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。
【綿の紡績】より
衣料用に使用される一般的な綿の繊維長は24~30mmで、高級品に
使用される超長綿では40mm、最長の海島綿でも50mmなので紡績して
糸にすることが必要です。
紡績は、
①わたの塊をときほぐし不純物を取り除く
②繊維を束ね、引き伸ばすことを繰り返す
③引き延ばして糸にし回転力を加えて糸に撚りを与える(精紡)
というような工程で行われます。
②の工程のなかで櫛に繊維束を通し、もつれや短い繊維を除去して
そろえる操作を「コーミング」といい、それは「コーマ糸」と
呼ばれ高級綿糸のことです。コーミングを行わないのはカード糸といいます。
綿の紡績技術は工程の連続化、自動化、高速化による生産性向上が
図られ、新しい精紡方式などが開発されています。
技術というのは進化し続けるものですね~♪