こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイゼン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。
【綿の加工】より
綿の主成分であるセルロースは化学的に安定した化合物で、
薬品や溶剤などに対する抵抗力があり、日常の取扱いでは
分解されにくい。
このため、外部から付着している色素などを除去する
漂白などの処理を容易に行うことができます。
吸水性に優れているので染色は比較的容易にできますが、
繊維と染料の結合力が乏しく、洗濯などに対する耐久性が
得られにくい。
繊維と結合できる染料が開発され、かなり改善されて
きましたが、すべての色について問題がなくなったわけでは
ありません。
綿は汚れがつきやすく洗濯しやすいため、繰り返し洗濯
することが求められますが、加工に対する耐久力が得られ
にくいのでいろいろな性能を与えることを目的として
多くの加工方法が開発されていますー。
それではまた次回に続きます~♪