こんにちは！

『知っておきたい繊維の知識（素材編）』（ダイゼン㈱）より
ご紹介していきたいと思います。

【ケナフ、ココナッツ、サトウキビ】より

前回に触れた通り、近年、カミドーリー、月桃、ケナフ、
ココナッツ、サトウキビ、竹、バナナ、羅紗麻などの
天然素材を原料とした新しい繊維が衣料用として使用される
ようになりました。

ケナフは、東南アジア、中国、カリブ海に生育し、成長が
特に速く、一般の樹木の3～5倍以上のCO²を吸収し、
約半年で高さが4～5mまで成長します。

繊維は多孔性で軽く、吸水性が優れ、野趣あふれるシャリ感や
光沢が特徴で綿混として使われています。

ココナッツ繊維は、ヤシ殻から細くて柔らかい繊維のみを
抽出して解繊します。

多数の孔を有し、綿と混紡して「かりゆしウェア」などに
展開されています。

サトウキビ繊維は、サトウキビを搾汁を含む内部繊維部分、
外皮部分、表皮の3層に分離して外皮部分を衣料用に解繊
しています。

この繊維は防菌防臭性が確認されていて、綿と混紡して
ココナッツ繊維と同じように「かりゆしウェア」等に展開
されています。

天然繊維を使ったウェアはとても着心地がいいですよね～♪