全国の社長の出身都道府県を調べると、人口あたりでは
福井県が一位、富山県が三位、石川県が十位と北陸勢が
上位につけたそうです。
このデータは帝国バンクがまとめており、調査をはじめた
1982年以来、38年連続でトップを維持しているというのですー。
ただ全国の企業で出世を重ねる県民が多いわけでも気鋭の
スタートアップ創業が相次いでいるわけでもないようで、
各県出身の社長のうち、福井は86%、石川は86%、富山は
84%が同じ県内に本社をおく企業だったそうです。
なぜ北陸に多いのか。帝国データバンクでは「福井には
繊維やメガネなど分業が進んだ地場産業が多いのが一因では」
とみているそうです。
家族や個人経営の小規模な企業が存続し、家の長男が跡を
継ぐため男性社長が自然と多くなるのも特長だそうです。
最近では子どもが跡を継がず、廃業せざるを得ない社長が
増えているというニュースも聞きますが、どの地域でも
事業承継の問題を社会的に支援し、是非後継者にバトンタッチ
していけることを期待します。
ちなみにトップ5には、山梨県が二位、山形県が四位、
徳島県が五位でした~。
中小零細企業のもつ技術やノウハウといったものを
ずっと継承していきたいものですね~。