こんにちは!
さて、前回に引続き代表的なボタンの素材のお話をしていきます~。
◆尿素ボタン(ユリアボタン)
尿素樹脂とパルプが原料です。簡単な型が多く、着色もしやすく
全て先染めで作られています。金型を使って圧縮成型機で成型します。
紳士服、婦人服、事務服など実用品に使われることが多いです。
熱に強いため耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性に優れています。
◆ABS樹脂などのプラスチックボタン
メッキボタンに使用されるほとんどの場合、ABS樹脂で3つの
樹脂の性質を持ち合わせたボタン。プラスチック素材に化学的な
処理をしてメッキ加工をします。
見た目はメッキボタンですが金属ではないため比重がとても
軽いのが特長。硬く割れにくく耐熱性がいい。
婦人用のメッキボタンに使われることが多いです。
ちなみにABS樹脂はアクリルニトリルの耐熱性、耐候性と、
ブタジエンの耐衝撃性、スチレンの光沢と電気的性質、成型性などの
三つの特性を合成したものです。
いろいろな樹脂の特性を活かしてボタンは作られているんですね~♪