こんにちは!
『知っておきたい繊維の知識(素材編)』(ダイゼン㈱)より
ご紹介していきたいと思います。
【和紙から作る抄繊糸(しょうせんし)】
小繊糸とは、和紙を2~5mmの巾に裁断してテープをつくり、
撚りを加えて糸にしたもので次のような特徴があります。
①和紙の原料は植物繊維なので環境にやさしい。
②植物繊維は繊維自体が中空や多孔質構造で、紙は繊維が
網目状にランダムに重なることによって繊維間にも微細な
すきまがあるため抄繊糸は軽量で通気性や吸水性に優れ、
毛羽がなく、さらっとした感触があります。
③主原料がセルロースなので染色性に優れている。
例えば、「ささ和紙」はくま笹を漉いて和紙を作り、細長く
スリットして撚りをかけます。軽量で綿の2.5~3倍の吸水性が
あり、断熱性が優れるので夏は涼しく冬は暖かいです。
このくま笹は冬になっても枯れず、雪の中で越年するほどの
強い生命力があり、高い制菌性を有しています。
「ささ和紙」製品にも制菌作用があり、肌の清潔保持を
謳ったボディタオルやブーツ靴下、シーツ、枕、スリッパ
などに用いられています。
私も和紙の靴下をはいたことがありますが、さらさら感が
とっても良くて、これからの夏におススメですよ~♪